デザインディレクション・ブック 

デザイン本の紹介

for Business Person

橋本陽夫(著)

自著を紹介させて頂きます。

この本は実体験を元に書きました。一番読んで欲しい方は「デザインの責任者に指名され困っているビジネスパーソン」です。

ビジネスパーソンでデザインがわかることは大切です。

自分の経歴はエンジニアから始まりました。そのエンジニアでモノづくりの面白さを知りました。モノづくりを極めたいという好奇心から、モノづくりの上流へ遡上することを決意し、商品企画者に転身し、モノだけでなくアライアンスなどビジネスアーキテクトを行い、その後新事業部を立ち上げデザインを含むクリエイティブディレクションを行いました。

このエンジニアリングと、ビジネスプランニング、デザインの責任者を経験させてもらったことから、どう作るかで始めたモノ作りですが、最も大切なことは何を作るかを的確に決めることに尽きると考えるようになりました。

営利企業といえどもビジネスを行う究極の目標は世界の文化レベルを押し上げことだと考えています。

この目標を目指し、モノ作りを行うエンジニア、プランナー(ビジネスパーソン)、デザイナー3つの職種を実践し悩んだことは三者のトリレンマです。

このトリレンマは営利目的の企業であればビジネスを盾にプランナーが寄り切ってしまうことが往々に起こります。しかしそれでは経済上の課題に手を付けるだけで、文化を進化させるための倫理観や技術の進化について考慮されず、トリレンマの関係は解消できません。

その中で人類の文化を進化させるためには、文明におけるエンジニアリングの進化を包含し、倫理観を含んでビジネスを考えられるのは、実はデザインという活動ではないか、という仮説を自身で立てました。この仮説の正しさを知りたいという好奇心から、その後の活動はデザインに軸足をおいて行っています。

このようなモノ作りに関わるステークホルダー三者が如何にこのトリレンマをポジティブに乗り切るか、そのヒントの一つとしてこの本に書きました。

どのような書名がしっくりくるか編集者とも議論しました。広義に解釈できる書名にしたいと著者が主張したため、本書の署名がビジネスパーソンの方々に自分毎としてピンとこない方も多いかとおもいます。

今までにありそうでなかった視点からの書だと思いますので、デザイナーだけでなく、エンジニア、プランナーやビジネスアーキテクトと言ったビジネスパーソンの方々も是非手に取ってみてください。

どの立場でも「それ悩むよねー」と共感していただける内容になっていると思います。

そして、このトリレンマを解消するヒントを少しでも見つけてもらい、面白い製品を作ってください。

楽しみにしています。

なお、このブログでこの本では語りきれなかった話も書いていますので、こちらもご覧下さい。

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